ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第2回目は原宿の名店「キャシディ」に立ち続ける八木沢博幸さんの半生を辿ります。
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04. 強烈なインパクトだったジュン・グループのCM。
同じころ、テレビで流れていた〈JUN〉、〈ROPÉ〉のCMには大いに魅了されました。リチャード・アヴェドンが撮った、男装してタキシードを着た女性のビジュアルは強烈でしたね。ジュン・グループの広告はいい意味で違和感があって、ずっと頭のなかにクエスチョンマークが浮かぶ状態でしたが、同時にそのかっこよさに撃たれたました。高校時代、服はアメリカものに関心を持っていましたが、一方でこういう世界にも強く惹かれて、将来はテレビCMやビジュアルを作る仕事に就けたらとまで思ったんです。それで高校卒業後はデザインを学ぼうと決めました。
