DRIVE QUEST - ゲストと探る、クルマの魅力。
Vol.10 Renault Captur


某メーカーでディレクター・デザイナーを務め、現在はフリーランスのデザイナーとして、バッグやジュエリーなどの服飾雑貨の製作に携わる。そのほか、持ち前の明るい人柄やコネクションを活かし、イベントのキュレーションやキャスティングを手がけるなど、その活動の幅は多岐に渡る。
Instagram:@akane_suwa
パリの街中で最も目にすると言っても過言ではないクルマ、「カングー」。他でもない、フランス生まれの〈ルノー(Renault)〉を代表する名車で、パリでは日常使いのほか、配送や作業車などのいわゆる”働くクルマ”としても活躍しているのだ。花の都によく馴染むその姿は、日本の商用車の在り方とはきっと考え方そのものが異なっている。
今回紹介するのは、そんな〈ルノー〉が提案する美しいSUV「キャプチャー」、その最新モデルだ。謳い文句は「パリが息づくコンパクトSUV」。ドアを開けた瞬間に吹き抜けるパリの風、いや、ドアを開けずともその佇まいには、エスプリの効いた趣が漂っている。
この日助手席にお招きしたのは、フリーランスでバッグ・ジュエリーデザイナーとして活躍する諏訪朱音さん。車内中央に鎮座する10.4インチの大型スクリーンを操作しながら、乗ったときの印象を穏やかな口調でこのように語ってくれた。
「迎えに来てくれたときぱっと見コンパクトに見えたけど、乗ってみるとなかはこんなにゆったりしているんですね! 大きいのに座ってみると意外と…、みたいなクルマも多いけど、これはその逆でとてもいい。免許を持っていなくて自分が運転しないので説得力はないですが、都内のゴチャついた道路でも運転しやすそうですよね」