スタイルの履歴書。北村信彦 #9

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第6回目は〈ヒステリックグラマー〉のデザイナーであり、常に音楽と共に生きる北村信彦さんのストーリー。

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09. アンディ・ウォーホルに会いにニューヨークへ。

 1985年、フランスの〈et vous〉の会社がヒステリックをライセンスでやりたいと言ってきた。これはチャンスかもと、オゾンのデザイナーの山口さん(山口勝三)とひとまずパリに出向くことにしました。山口さんの案内でレ・アールや問屋街を見ていたら、ブリキのロボットの総柄とかぼくが最初に展示会に出したデザインのパチモンみたいなのがたくさんあったんです。海外だったというのもありますが、それはちょっと嬉しかったですね。いいと思ったからパクってるわけで。

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