スタイルの履歴書。北村信彦 #4

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第6回目は〈ヒステリックグラマー〉のデザイナーであり、常に音楽と共に生きる北村信彦さんのストーリー。

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04. 警備員に直談判して観た『さらば青春の光』。

 ロックに興味を持ちはじめて、中学、高校のころは雑誌なんかで見たロック・ミュージシャンのオフのときの格好を真似するようになりました。当時行っていたのは古着屋。「赤富士」とか「シカゴ」、「サンタモニカ」、「HELLO」……、「VOICE」は少しあとになるのかな。好きなバンドがパンク系が多くて、そういう連中ってお金ないから50年代とか60年代の古着じゃないですか。だから自分もそんなのを探していましたね。

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