スタイルの履歴書。北村信彦 #3

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第6回目は〈ヒステリックグラマー〉のデザイナーであり、常に音楽と共に生きる北村信彦さんのストーリー。

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03. ロックにハマっていったローティーン。

 引っ越した春日部で「武里レインボーズ」という少年野球チームに入ったんです。そのチームは夏休みなんかに山梨の塩山に遠征があって。遠征のときは向こうで一泊して、昼間は野球、夜はキャンプファイヤーとかをして相手チームと交流したりしました。それであるとき、相手チームのメンバーのお兄ちゃんが来ていて、夕食後にそのひとの部屋に遊びにいったら、ディープ・パープルが爆音でかかっていた。確か『ブラック・ナイト=24カラット』(1975)だったかな。それで「なんだこの音楽は」と驚いたんです。

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