ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第3回目は日本を代表するメンズブランド〈タケオキクチ〉の創設者兼デザイナーの菊池武夫さんの半生を辿ります。
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4. 黒人ジャズマンのスーツの格好よさに憧れて。
文化学院美術科を選んだのは、暁星高校に通っているころに学校の勉強がイヤになったから(笑)。何か見つかるかはわからないけど、とりあえず美術科に行こうか、と。子どものときから絵を描くのは好きでしたが、うまいというよりはアイディアがあったんだと思っていて、そういう発想力がのちの仕事につながっているのかもしれませんね。