スタイルの履歴書。高木完 #7

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第7回目は高木完さんが登場。ロックからパンク、そしてHIP HOPと、音楽+αと共に生き続ける半生を紐解きます。

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07. ふたつ年上の友達がもたらした音楽体験。

 自分みたいにパンク・ロックを好きで格好もそんな感じというのは、学校には大していなかったけど、少しずつそういうのを共有できる友達ができてきました。そんなあるときロック少年風の美青年が入ってきた。その彼の名は玉垣ミツルくん。2020年に亡くなってしまいましたが、最後はNON BANDでドラムとヴォーカルをやっていた人物です。獨協だったかをドロップアウトして文化学院に入ってきて、年齢はぼくのふたつ上でしたが仲良くなっていろいろ教えてもらいました。ルー・リード、デヴィッド・ボウイ、ルージュ、ウォッカ・コリンズ……彼の家でレコードを聴かせてもらって衝撃を受けました。

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