スタイルの履歴書。高木完 #11

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第7回目は高木完さんが登場。ロックからパンク、そしてHIP HOPと、音楽+αと共に生き続ける半生を紐解きます。

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11. 自分のアイディアをかたちにできた瞬間。

 あるとき六本木の「DJバー・インクスティック」でヒロシがスクラッチ、屋敷豪太(音楽家)がシンセドラムという組み合わせでライブをやっていました。それを観て後日行われる『星くず兄弟の伝説』(1985)の公開記念イベントでのライブにヒロシを誘います。そのときは近田さんが作ったオケにぼくがラップ的な歌、ヒロシがスクラッチ、それとピンナップスの江蔵浩一(故人)がギターという編成でした。このころぐらいにいとうせいこうとも知り合うことになるんです。

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