スタイルの履歴書。高木完 #1

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

REGULAR

ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第7回目は高木完さんが登場。ロックからパンク、そしてHIP HOPと、音楽+αと共に生き続ける半生を紐解きます。

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1. 逗子・山の根でテレビに興じ絵を描く少年時代。

 両親が結婚してぼくが生まれたときは、父の実家の綱島近くの大倉山に家があったみたいです。当然、記憶はないですけど、赤ちゃんのときの写真がありました。でもわりとすぐに逗子に越していますね。

 逗子・山の根のカフェ「Art of life 山の音(やまのね)」の建物は母の実家。母の両親つまりぼくのおじいちゃんおばあちゃん、母のお兄さん、それと自分と同い年のいとこが住んでいて、これと同じ敷地にいまはもうなくしてしまったけど平屋を建ててうちの家族が暮らしていました。でもそっちは寝るのと朝ごはん食べるくらいで、それ以外の時間は母の実家にいることが多かったですね。高校生くらいまではこの地から学校に通っていましたから、地元は逗子ということです。

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