Good Watch, Good Style - 時計と服のいいカンケイ。Vol.09 A. LANGE & SÖHNE 1815
気づけば、デジタル音痴なんていってられない時代になった。あれよあれよという間にす進化するネット社会のなかで、スマホが使えないとよりよい暮らしは送れない。
AIというパートナーを手に入れた「グーグル」先生を筆頭に、買い物に欠かせないウォレット機能とか、家のカギや家電の操作ができるアプリとか、挙げてみるといろいろ頼っている。ついに最近、「iPhone」に「マイナンバーカード」も取り込めるようになっちゃった。いまやスマホ一台あればオールオッケーで、これを24時間肌身離さず持つひとも多いだろう。
そのうち、スマホに人格を与えたら、ツレやダチのように接する日がやってくるかもしれないよ。そこから姿かたちがロボットのように進化すれば、上下関係が逆転し、「怠けずに働けー!」なんて命令してきて、人間をしもべのように扱うかも。ヤツらが握っている、ぼくらの個人情報を盾にして。これぞ未来の怪談話、キャーーッ!(笑)
その点、機械式時計はいい。ぼくらを襲うなんてありえないし、時を刻む役目を全うするなかで、付けるひとに寄り添ってくれるから。もちろんペットのようになつくことは無いけど、使っているうちに不思議と親しみを覚える。譲り受けたり、大枚をはたいて手に入れれば、それも思い出になるしね。
さまざまある時計の中でも、この〈A.ランゲ&ゾーネ(A. LANGE & SÖHNE)〉の一本はよき相棒になってくれるはず。今年4月に開かれた時計の祭典「WATCHES AND WONDERS 2025」で披露された新作「1815」だ。
〈スポーティー&リッチ〉Tシャツ ¥14,300(参考価格)、ショーツ ¥19,800(参考価格)、ボトル 参考商品(ザ・ウォール ショールーム)
〈ティンバーランド〉シューズ ¥25,300(ティンバーランド/VF ジャパン)
新作といいつつも、すでにアンティークウォッチのような風格を感じさせる。その秘密はピンクゴールドでつくられた34ミリ径のケースにあり。
ケースの小型化がメンズウォッチのトレンドだけど、34という数字は珍しい。小さくても37や38あたりだ。「1815」はいわゆるボーイズサイズのような大きさなので、男女のシェアウォッチとして使える。
その姿はいわゆるドレスウォッチだけど、ご覧のとおりTシャツ&ショーツのサマーカジュアルにも似合うでしょ。足元には定番のモカシンシューズなんていかが? キリッとしたブルーの文字盤がコーディネートをビシッと締めてくれますよ。
そして、この時計の心臓部を担うのは、新しい自社製キャリバー「L152.1」。ケースに合わせてムーブメントも小さいけれど、侮っちゃいけないよ。しっかり3日間休まず働き続けるから。手巻きっていうのも、思い入れが深くなる理由のひとつ。ムーブメントの正確無比な動きはサファイヤクリスタルのケースバックから眺められるしね。
スマホ中毒の皆さま、デジタルデトックスのひとつに、時計を愛でる行為がおすすめです。共に過ごした時間を振り返り、未来を描くきっかけになるから。
ケース : ピンクゴールド、34 mm
厚さ : 6.4 mm
ムーブメント:手巻き
パワーリザーブ:72時間
価格 : ¥3,850,000
電話:0120-23-1845
オフィシャルサイト
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