アンファッションとは何か。金子恵治 Vol.03 王道のパラドックス。
前回、アンファッションとは自分探しの旅になりそうだ、と結んだ。あれからまた、クローゼットの中で「自分とは?」を問いかけている。
視線が止まったのは、6年着き続けている服。〈オーラリー〉と「レショップ」で作った、スウェットとTシャツだ。
当時、〈オーラリー〉のデザイナー・岩井良太くんにお願いしたのは、ぼくらが愛してやまない「王道」のアップデートだった。ヴィンテージのリバースウィーブや、アメリカ製のタフなTシャツ。あの武骨な形や空気感を、〈オーラリー〉ならではの極上の素材で表現してほしい。そんな贅沢なオーダーだ。