ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載で、毎週月・水・金曜更新。第16回目は〈ユニクロ〉創業時のロゴマークを手がけたり、カセットマガジンの『トラ(TRA)』がNY近代美術館に永久保存されるなど、ビジュアルアーティストとして活躍するミック・イタヤさんの半生から、アートと共に生きるということを考えたいと思います。
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01. 午年の午の刻の少し前に黙って生まれる。
1954年3月22日、午前11時55分に茨城県水戸市で生まれました。午年で午の刻の少し前。生まれたときに泣かなくて、産婆さんが逆さにして背中を叩いてようやく「オギャー」と産声をあげたんだそうです。母親が初産で予定よりも2週間ほど過ぎて誕生したのだとか。子どもって実は世に出るときを自分で選んで生まれてくるという説があって、そう考えるとぼくはわがままな子ですね。生まれるのはこの日がいい、出てきたからって別に泣きたくないし、みたいなね(笑)。