スタイルの履歴書。ミック・イタヤ #2

Text: Kenichi Aono

Edit: Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載で、毎週月・水・金曜更新。第16回目は〈ユニクロ〉創業時のロゴマークを手がけたり、カセットマガジンの『トラ(TRA)』がNY近代美術館に永久保存されるなど、ビジュアルアーティストとして活躍するミック・イタヤさんの半生から、アートと共に生きるということを考えたいと思います。

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02. 子どもながらに好き嫌いははっきりと。

 うちの隣が建具屋さんで、窓枠や障子をつくっているのを面白がってよく眺めていました。そこで出たあまりものの木片をもらってなにかつくってみたりもしましたから、こういう環境も重要だったかもしれません。

 父と母は、ぼくを「上品な子に育てよう」と決めたそうです。実はこのことを知ったのは両親が亡くなってから。妹から「そんなふうにいってたよ」と聞きました。それと父は戦争で自分の夢を果たせなかったこともあって、子どもには好きなことをやらせたいと強く願っていたんです。こうした考え方もその後の進路に影響していると思いますね。

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