スタイルの履歴書。ミック・イタヤ #4

Text: Kenichi Aono

Edit: Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載で、毎週月・水・金曜更新。第16回目は〈ユニクロ〉創業時のロゴマークを手がけたり、カセットマガジンの『トラ(TRA)』がNY近代美術館に永久保存されるなど、ビジュアルアーティストとして活躍するミック・イタヤさんの半生から、アートと共に生きるということを考えたいと思います。

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04. 高校入学のころ、時代の空気に触発される。

 小学校のころには絵が得意だというのはすでに自覚していましたが、そんなぼくを見て担任の先生はデザイナーの道を勧めてくれました。でもグラフィックとかプロダクトなんていう知識はこっちにはありませんから、森英恵さんに代表される女性のファッション・デザイナーのことしかイメージできず、このときはあまりピンとこなかったですね。

 中学は私立の茨城中学校に進みました。いわゆる進学校。最初の中間テストが下から数えたほうが早い成績で、父親があわてて家庭教師を手配していましたね。図画工作は「これがやりたい」というわけではなかったもののスッと夢中になれたけど、関心の持てないものには前向きになれなかったんですよ。

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