スタイルの履歴書。島津由行 #8

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第12回目はスタイリスト・クリエイティブディレクターとして活躍する島津由行さんの半生を辿ります。

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08. ミュージシャンの着る服に関わる仕事がしたい。

 定時制を辞めて、再度受験して全日制の高校に入りなおすんですが、バンドは継続してやっていました。でもすごい連中の音楽をいろいろ聴いていたので、これはかなわないや、と気づいてもいたんですよね。やがて音楽分野のアートディレクターとか衣装デザイナーの存在を知るようになり、漠然とミュージシャンが着る服に関わる仕事がしてみたいという気持ちが芽生え、高校を卒業したら東京、それも原宿に行こうと決意するんです。

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