スタイルの履歴書。大貫憲章 #5

Text: Kenichi Aono

Edit: Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第13回目は音楽評論家・ラジオDJ、そして2025年に45周年を迎えたDJイベント『LONDON NITE』を主宰する、大貫憲章さんが登場です。

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05. ラジオの深夜放送が重要な情報源だった。

 新宿「ACB」でビーバーズの手伝いをやっていたのは1年ほどでしたが、音楽について深堀りできた期間でしたね。対バンで出るほかのバンドからも影響を受けたりして。前にも話したように海外のバンドの曲を演るグループが多かったんですが、ゴールデン・カップスなんかはヒットした「長い髪の少女」もやるにはやるんだけど、それよりも自分たちの好きな最先端のロックやブルースを演奏していました。こっちはそれを聴いて「ポール・バターフィールド・ブルース・バンド……知らない」みたいな感じで、いろいろ勉強になりました。みんな早かったですね。

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