スタイルの履歴書。 八木沢博幸 #7

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki、Miyoko Hashimoto

REGULAR

ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第2回目は原宿の名店「キャシディ」に立ち続ける八木沢博幸さんの半生を辿ります。

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07. 八木沢博幸、はじめてロンドンとパリに行く。

 ぼくが「ミドリヤ」に入った1979年ごろはブーツカットとかフレアのボトムスが流行っていたので、うちでも本店で〈FARAH〉を扱っていたんですが、ぼくはそれが苦手でチノパンなんかを穿いていました。小林泰彦さんの『ヘビーデューティーの本』(1977)で紹介されていたような、実用的なアウトドアみたいな格好が好きでしたね。

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