スタイルの履歴書。 八木沢博幸 #5

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki、Miyoko Hashimoto

REGULAR

ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第2回目は原宿の名店「キャシディ」に立ち続ける八木沢博幸さんの半生を辿ります。

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05. 欧米のものやカルチャーを輸入したい。

 専門学校を出て、人形町にあるデザイン会社に就職が決まり、念願のデザインの仕事だと思っていたら、実際は写植の文字詰めばかり。想像していたのと違うなぁと思いながら働いていました。ですが、入社から2年ほど経ったあるとき、ふと「このままデザインを続けていくのは無理かなぁ」と思って退社を決意します。辞めてしまったので仕事を探さなくてはならない。改めて考えてみて、輸入とか貿易に興味があることに気づき、そういう仕事に就いてアメリカやヨーロッパのものやカルチャーに触れたいと思いました。もちろん当時は洋服は好きだったけれど、それに固執してはいなかったですね。

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