高橋ラムダのスタイルコード。
Vol.5 スイングトップ

高橋ラムダのスタイルコード。<br>Vol.5 スイングトップ 高橋ラムダのスタイルコード。<br>Vol.5 スイングトップ

Photo: Haruto Inomata

Edit: Soma Takeda

COLUMNFASHION

スタイルとは、ただ服をおしゃれに着こなすことではない。服そのものが持つ歴史や文化、そしてそこに流れる時代の空気を知り、自分なりに咀嚼してこそ、はじめて形づくられるもの。本連載では、スタイリスト・高橋ラムダの私物とその着こなしを手がかりに、スタイルの背景を紐解いていく。第5回目のテーマは、スイングトップ。

トーンを揃えたドレスアップスタイル。

フイナム
フイナム

今回のテーマはスイングトップです。「ドリズラージャケット」や「ハリントンジャケット」など、さまざまな名称があるアイテムですが、ラムダさんはどう呼んでますか?

ラムダ
ラムダ

うーん、俺は「ドリズラー」って呼ぶことが多いかな。知っているようで意外とその定義がちゃんと分かってなかったりするんだけど、その辺の名前で呼ばれているものって、基本は全部立ち襟? 

フイナム
フイナム

スイングトップの元祖である〈バラクータ〉の「G9」はドッグイヤーカラーですが、ドリズラーの語源である〈マクレガー〉の「ドリズラージャケット」はレギュラーカラー。ちょっとしたディテールの違いはありつつ、いまはまとめてスイングトップと呼ばれることが多いようです。

ラムダ
ラムダ

なるほど。たしかにドリズラーって聞くと、レギュラーカラーで襟裏にチンストラップがついてる印象がありますね。〈マクレガー〉をはじめとしたアメリカものは、そういうイメージ。この機会にいま手元にある私物を見返してみたら、やっぱり〈ラルフ〉のスイングトップはほとんどがレギュラーカラーだったし。

Article image おそらく90年代のものと思われる〈ポロ ラルフ ローレン〉のスイングトップ。Made in 香港。胸にはお馴染みのポニーマークではなく、紋章をモチーフにしたクレストロゴがあしらわれている。
フイナム
フイナム

ただ、今回ラムダさんが着用されている〈ポロ ラルフ ローレン〉のものは、ドッグイヤーカラーですね。

ラムダ
ラムダ

そうなんだよね。ドッグイヤーとか、裏地のタータンチェックの雰囲気とか、なんとなくイギリスを感じる仕上がりで。個人的に「変則的なブルゾンだな」と思って気に入って着てたんです。アメリカとイギリスがクロスオーバーしている感じが面白くて。

フイナム
フイナム

そんな一着を取り入れた今回のスタイリングですが、着こなしのポイントは?

ラムダ
ラムダ

スイングトップって元々はゴルフウェアだから、やっぱりどこか清潔感を保ちたくなるというか、綺麗に着たいっていう気持ちがあるんです。トラッドの文脈を意識しちゃう。だから今回のスタイリングは、おれの頭の中ではカジュアルというよりドレスアップのイメージなんですよ。 

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