スタイルの履歴書。岡田哲哉 #2

Text: Kenichi Aono

Edit: Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載で、毎週月・水・金曜更新。第15回目は〈グローブスペックス〉代表である岡田哲哉さんの半生を、14回にわたりお送りします。

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02. 何もかもがキラキラして見えたニューヨークの暮らし。

 ニューヨークに引っ越したのは1969年。「ウッドストック・フェスティバル」の年で、その影響もあってまわりの子は小学生なのにタイダイのTシャツを着てジャニス・ジョプリンみたいな髪型で、という感じ。いっぽうわたしは半ズボンに坊ちゃん刈りで、まるでヒッピーのなかに紛れこんだ異分子ですよ(笑)。そんな具合にニューヨークで目にした何もかもが新鮮でキラキラして見えてたのしかったですね。自分とひとつしか違わないマイケル・ジャクソンがジャクソン・ファイブの一員としてテレビに出て歌って踊っているのを観て「すごいなぁ」と驚きました。

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