加藤忠幸の脳内インデックス。
<ぱ> パラシュートパンツ

加藤忠幸の脳内インデックス。<br><ぱ> パラシュートパンツ 加藤忠幸の脳内インデックス。<br><ぱ> パラシュートパンツ

Photo: Tadayuki Kato

Edit: Naoya Tsuneshige

COLUMN

好きなことをして、好きなものに囲まれていたい。ビームスの名物バイヤー・加藤忠幸は稀代の趣味人間。あらゆるジャンルにアンテナを張り巡らし続けた結果、興味関心のあるヒトモノコトの数は計り知れず。そんな加藤忠幸の脳内を本にするなら、索引(インデックス)はきっとこんな感じ。第3回目は「ぱ = パラシュートパンツ」。

多大なるリスペクトを込めて。

フイナム
フイナム

3回目のテーマは「パラシュートパンツ」。加藤さんからこのワードが出てきたのは、正直意外でした。

加藤
加藤

そうですか? 実はルーツと言っても過言ではないくらいなんです。おれのなかでパンツといえば「パラシュートパンツ」。少し言い過ぎかもですが、散々穿いてきたし、いまでもよく穿いています。

フイナム
フイナム

すみません、観察が足りていなかったようです(笑)。ルーツということですが、なにかキッカケはあったんですか?

加藤
加藤

学生時代にBeastie Boysがビデオクリップのなかで着ているのを見たんです。もうそれが本当にかっこよくてやられちゃって。

フイナム
フイナム

それをキッカケに探して手に入れた、と。

加藤
加藤

興味を持ったキッカケはそう。だけど購入のきっかけは〈グッドイナフ〉であり、それを穿いていたスケシンさん。

 

ガチのミリタリーのやつってオールインワンで着にくいんです。おれ暑がりだしね。だけどその上と下を切り離したようなパンツを見たのが〈グッドイナフ〉で、当時スケシンさんがそのネイビーを穿いていたのがめちゃくちゃかっこよくて。本当はおれもネイビーが欲しかったんだけどどうしても手に入らなくて、ベージュを買いました。

  • 学生時代に手に入れた、〈グッドイナフ〉の「G-FLIGHT Ⅰ」。
  • 学生時代に手に入れた、〈グッドイナフ〉の「G-FLIGHT Ⅰ」。

学生時代に手に入れた、〈グッドイナフ〉の「G-FLIGHT Ⅰ」。

フイナム
フイナム

〈グッドイナフ〉とスケシンさん。加藤さんを語る上で必ず挙がってくるキーワードですね。

加藤
加藤

〈グッドイナフ〉のパラシュートパンツには本当に影響を受けました。いまのものづくりの原点になっているとも言えます。

 

〈SSZ〉ってブランドをやってるんだけど、フロントをダブルポケットしていたり、ジップとかポケットのアレンジで遊びを効かせてみたり、それってよくよく考えてみたら当時の〈グッドイナフ〉からの影響が大きいと思うんですよね。自然とそれがかっこいいと思っちゃうというか。

フイナム
フイナム

言われてみると確かに。どういうところに惹かれているんですか?

加藤
加藤

やっぱりジップのギミックかな。裾にジップがあることでテーパードになっているから、〈コンバース〉とか〈ヴァンズ〉みたいなシューズを履いたときにも裾を引きずらなくて済むんですよ。あとポケットがいっぱい付いてる感じもすごくかっこいいしね。

フイナム
フイナム

〈グッドイナフ〉の当時の「G-FLIGHT」シリーズは今ではプレ値になっていますね。

加藤
加藤

知っている限りだと1stから3rdまでシリーズがあって、1stと2ndを手にしたのは学生時代。ビームスに入社してからもずっと追っかけていて、知り合いに買ってきてもらったりして集めてましたね。

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