河村康輔の、「Tシャツって人生だ」。
-Vol.03- AMOK BOOKSのTシャツ

河村康輔の、「Tシャツって人生だ」。<br>-Vol.03- AMOK BOOKSのTシャツ

Photo: Takaki Iwata

Text: Yusuke Suzuki

Edit: Yusuke Suzuki

REGULAR

だれがなにを着ているのか。それがTシャツだったらなおさら気になること。なぜならTシャツは、ファッションでありコミュニケーションツールだから。河村康輔さんがどんなTシャツを着ているのか、SNSで見たり会った時についついチェックしてしまうので、どうせなら連載で紹介してもらうことに。モノより思い出って有名なキャッチコピーがあるけど、ここではモノ=思い出。河村さんにとって、もしかしたらあなたにとっても、Tシャツって人生だ。

Vol.03 AMOK BOOKSのTシャツ

手にしたのは日本のサブカル界の重要人物から。

これ、もともとは中原(昌也。※小説家・音楽家・画家など、ひとつのジャンルに収まらないアーティスト。サブカルを嗜むひとにとって重要人物のひとり)さんのものなんですよ。(中原さんとは)すっごい長い付き合いで、なんだったら1番古いくらい。そんな中原さんが病気になった時にチャリティーで(中原さんの)私物Tシャツとかを売ったときがあって。ネットに告知が上がったんですけど、この「AMOK BOOKS」のTシャツは「これだけはやっぱり売らないで」って中原さんが言ってたみたいで、それで「ロスアプソン(LOS APSON? ※現在は高円寺に構え、世界各国の音楽やZINEなどを扱うショップ)」の山辺さんが「中原くんのあれは出さないで」ってなったんです。ええっ、めっちゃほしいんだけど!!!!って思っていたから、中原さんに会った時に「あの「AMOK BOOKS」のTシャツめっっっちゃ欲しいんで、買わせてもらえないですか?」って聞いたら、「いいよ、河村くんだったら」って言ってくれて。他に5枚くらいのTシャツとまとめて売ってくれたんですよね。

中原さんは、21歳ぐらいの時に初めてDVDとかのパッケージをやらせてもらっていた、ホラー映画の超インディペンデントな映画のレーベルで文章を書いていて。そこで知り合ってからの付き合いで、ずっと昔から知ってるし、37、38歳くらいまでの17年間くらいは、毎年必ず年越しは中原さんとしてました。21歳くらいのときに新宿のゴールデン街で呑んでたら「(年末は)実家帰らないの?」って聞かれて。「金ないし帰れないっすよ」って答えたら、「あっ、マジで?? じゃあ正月は東京いる?」ってなったから「東京で暇してますよ」って、それから12月31日に会ってイベントとかへ行き、年をまたいだら千駄ヶ谷の鳩森神社に2人で初詣の参拝をして「じゃあ今年もよろしく」って、朝8時ぐらいに解散するっていうだけなんだけど(笑)。

その頃ちょうど暴力温泉芸者の活動から(中原さんは)Hair Stylistics(※中原昌也が音楽活動をする時の名前で、これまでにリリースしたCD-Rシリーズのタイトルは200作以上!)変わったくらいのタイミングで、一緒に大阪のライブについて行ってより仲良くなりましたね。ある時、中原さんが書いた『子猫が読む乱暴者日記』という本の文庫化が決まったんです。本の装丁なんて1回もやったことがないのに、「中原さんの方から文庫の装丁をやってほしいって指名来てるんですけど、やっていただけますか?」って、急に河出書房の編集の方から連絡がきて。お金全くないの知ってたんで仕事をくれました。まだギャラは覚えていて、5万円でした。当時5万なんて貰ったこなかったから「えっっっ!」っびっくりしましたよ。中原さんのおかげで、その年のスタートはお金に困らなかったですね。

  • 「AMOK」の文字はアステカ文明やマヤ文明を彷彿させるフォントでメイク。いまだ多くの謎に包まれた古代のカルト文明をサンプリングするセンスにグッときます。ボディは〈Henas〉の定番である『BEFFY』のLサイズ。タグからも1990年代のものだということがわかります。
  • 「AMOK」の文字はアステカ文明やマヤ文明を彷彿させるフォントでメイク。いまだ多くの謎に包まれた古代のカルト文明をサンプリングするセンスにグッときます。ボディは〈Henas〉の定番である『BEFFY』のLサイズ。タグからも1990年代のものだということがわかります。
  • 「AMOK」の文字はアステカ文明やマヤ文明を彷彿させるフォントでメイク。いまだ多くの謎に包まれた古代のカルト文明をサンプリングするセンスにグッときます。ボディは〈Henas〉の定番である『BEFFY』のLサイズ。タグからも1990年代のものだということがわかります。

「AMOK」の文字はアステカ文明やマヤ文明を彷彿させるフォントでメイク。いまだ多くの謎に包まれた古代のカルト文明をサンプリングするセンスにグッときます。ボディは〈Henas〉の定番である『BEFFY』のLサイズ。タグからも1990年代のものだということがわかります。

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