HANG OUT VOL.2

Daypack Catalog

Chapter 02

2024.9.25

Photo:Yutto,Yuko Nakamura(C STUDIO)

Edit:Hideki Shibayama

HANG OUT VOL.2

HANG OUT VOL.2Daypack Catalog

2泊までならデイパック。

デイパックと聞くと1日用と思えるけど、案外2泊までなら事足りる。​​旅に出るなら身軽が命。思い立ったときに写真を撮りたいし、食べ歩きだってしたいでしょ? お土産を詰め込んでパンパンになった見た目も、それはそれで可愛いよね。

Chapter 02 | Daypack Catalog

「Day(1日)」の「Pack(袋)」だからデイパック。いまとなっては普段使いのイメージがあるけど、そのルーツはアウトドアにあるって知ってた? 生みの親は、ディック・ケルティ。そう、アメリカ発のアウトドアブランド〈ケルティ〉の創設者だ。1970年代、生粋のアウトドアマンだった彼は、岩壁に挑むクライマーたちのために、バックパックよりもコンパクトなデイパックを製作。よくあるブタ鼻のデザインは、ピッケルホルダーというディテールで、積雪時に欠かせないピッケルを固定して持ち運ぶためのものなんだそう。ちなみに、世界ではじめてバックパックを開発したのもディック。彼の存在なしでは、バックパッカーというカルチャーは生まれていなかったかもしれない。

前述の通り、バックパックやデイパックは、アメリカからやってきた言葉だ。そしてリュックサックはドイツ語由来。イメージの違いはあれど、Tシャツとカットソー、クラフトビールと地ビール、IKKOと豊田一幸みたいにニアリーイコールな存在と思っていいだろう。現にセレクトショップのオンラインストアを見ても、ひとくくりに「リュック」とされているケースが多い。ということで、今回は小旅行に便利な20〜30リットルほどの容量のものをデイパックと定義し、気になる25アイテムを挙げてみた。

この記事は月額メンバーシップ限定記事です

続きを読むには

料金プラン
月額 ¥880 (税込)