スタイルの履歴書。長濱治 #9

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

REGULAR

ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第8回目は写真家の長濱治さん。世の中の常識からはみ出しながら懸命に生きるひとたちを中心に被写体とし、半世紀以上ファインダーを覗き続ける価値観に迫ります。

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09. 都会の憂鬱さが欲しかった。

 サンフランシスコでヘルズ・エンジェルズを目撃して、持っていたNikonで撮りたかったのだけど、向こうで知り合った日系人の友達が「あいつら写真嫌いだしヤバイ連中だから撮っちゃダメだ」と言う。あとから調べてみるとギャングでFBIにもマークされてるなんていうのがわかって「これはエルスケンへのオマージュになるな」と確信しました。

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