DRIVE QUEST - ゲストと探る、クルマの魅力。
Vol.07 ALFA ROMEO GIULIA TRIBUTO ITALIANO


元警察官。カナダ・トロントを舞台に日系企業の広報PRやアート・イベント事業を展開し、帰国後はその経験を活かし、エイベックス・クリエイター・エージェンシーで働く。その一方で、生まれ故郷の横浜Jazz協会の理事も務める、全方面でマルチに活躍する才人。
Instagram:@toyonori_kato_tom
運転を楽しみたいのならイタリア車に乗れ。そんな台詞を聞いたことがあるような、ないような。デザイン、性能、歴史…。クルマを好きになるきっかけっていろいろとあるけれど、きっとイタリア車はそれらすべてを兼ね備えている。いわゆるクルマ馬鹿たちに愛されるクルマがイタリア車なのだ。今回のクルマは、そんなイタリア車の魅力を具現化したかのようなカラーや専用パーツを装備した、〈ALFA ROMEO(アルファ ロメオ)〉の「ジュリア トリブート イタリアーノ」。
〈アルファ ロメオ〉の感性とテクノロジーを結集した、華麗なる最上位のスポーティネスを体験した3時間のドライブの様子をお届けしたい。
助手席にお招きしたのは、トムさんこと加藤豊紀さん。元警察官ということもあり、いつもよりハンドルを握る手がしっとりとしてしまったが、柔らかい口調と流暢なエピソードトークに車内が瞬時に和んだのを覚えている。
「野毛に行くんだったらさ、『AFRO TACOS』に行こうよ! 知り合いがやってて、めちゃくちゃおいしいんだよね」
この一言にトムさんという人間が集約されているように感じた。企画内容を汲み取って瞬時に提案してくれる頭の回転、ドライバーとカメラマンが若者であることを加味しての場所選び、あらゆるジャンルとのコネクション…。仕事ができるひとというのは心を掌握するのが上手いと言うが、トムさんがまさにそれだ。