スタイルの履歴書。松任谷正隆 #3

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、記念すべき第10回目は音楽家として幅広い活動をしながら、クルマや時計、それにファッションなどを愛する人としても知られる松任谷正隆さんが登場。6月の計13回に及ぶ言葉と写真などから、松任谷正隆さんのスタイルを教えてもらいましょう。

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03. 頭のなかで鳴るピアノ協奏曲でナチュラル・トリップ。

 小学校は6年間担任が変わらないのだけど、その先生が給食を残しちゃいけないというんで給食が苦痛でしたね。5時間目が始まっても食べ終わるまでそのままです。特にホワイトシチューが嫌いで、それが出る日にはなんとか学校をサボりたかった。それで井の頭線の渋谷駅の駅長室で「具合が悪いんで休ませてください」と。最初のうちはそのまま家に帰ることができたのだけど、やがて親も「学校に行きなさい」となってしまいました。それで行くようになったのかなぁ…。さすがにもう覚えていないですね。ちなみに給食嫌いは低学年の時点で克服しました。

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