スタイルの履歴書。 中曽根信一 #7

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki、Miyoko Hashimoto

REGULAR

ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第5回目は原宿のインポートショップ「ラブラドールレトリバー」代表の中曽根信一さんの半生を辿ります。

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07. 『大脱走』とミリタリーもののうんちく。

 ぼくが「バックドロップ」に入った1977年ごろは、『Made in U.S.A catalog』や創刊したばかりの『POPEYE』がアメリカの文化を一生懸命紹介したりしていたのをみんなが必死に読んでいた時代。バックドロップは古着を扱っていましたが、当時はジーンズやジージャンは大して売れていませんでした。では何が売れていたかというと、ミリタリーものなんです。その理由はうんちくを語ることができたから。あのころはミリタリー・マニアっていっぱいいたんですよ。

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