スタイルの履歴書。 菊池武夫 #13

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki、Miyoko Hashimoto

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第3回目は日本を代表するメンズブランド〈タケオキクチ〉の創設者兼デザイナーの菊池武夫さんの半生を辿ります。

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13. 勇退、復帰を経ていま考えること。

 〈TAKEO KIKUCHI〉は順調に展開していきましたが、9年周期くらいで落ち込む時期がありました。そんなときに出会ったのが浅野忠信くん。ウォン・カーウァイが監督、浅野くんが主演を務めた短篇映画をプロデュースして、同じ組み合わせでCMもつくったところ、若いひとたちからの支持が高まりました。浅野くんはこのころのブランドの顔になってくれましたね。実際、二代目ショーケン的な感覚をわたし自身持っていました。

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