Text:Kenichi Aono
Edit:Yusuke Suzuki
ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第12回目はスタイリスト・クリエイティブディレクターとして活躍する島津由行さんの半生を辿ります。
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07. 原宿で見たもの、アメリカで買ったもの。
アメリカ行きの前、有田さんに連れられて原宿に立ち寄ることができました。千駄ヶ谷にあった垂水ゲンさんの「ハリウッドランチマーケット」と原宿の「極楽鳥」––––当時はデンマークのアースシューズ〈Kalso〉の店だったか極楽鳥と一緒になっていたか––––に行って、垂水さんに「サンフランシスコならポーク・ストリートがヒッピーのメッカだから行ったほうがいい」と教えてもらったり。それから表参道のブティック「HELP」も覚えています。〈Comme des Garçons〉のコーナーもあって面白い店でした。「ひだまりの街」という感じで素敵でしたね、原宿は。またここに帰ってこようと思いました。