ゴルフとテニスには、決まったユニフォームがない。だから服装はプレイヤーの自由で、センスが問われる。とくにゴルフは、ゴルフバッグやクラブ、行き帰りのジャケットスタイル、その他道具類も含めたら、さまざまなアイテムから個性が滲み出てしまう。
HANG OUT VOL.3
Let's Play!
Chapter 05
HANG OUT VOL.3 Let's Play!
ラウンドはいつもの服で。
プレイ中に何を着よう。ゴルフウェアにありがちなロゴが目立つ服も、機能性重視のタイトな服も、ぼくらの文脈とはちょっと違う。シューズだってよく知らないブランドは選びづらい。だったら普段クローゼットに掛かっているなじみの服で組んでみよう、たとえばこんな感じで。
Chapter 05 | Let's Play!
服に関して言えば、最近業界的にカジュアルになってきたとはいえ、変わらずデニムは絶対にダメとか、基本的には襟付きが好ましいなどのドレスコードはある。そんななかでも今回「ハングアウト」では肩肘張らないゴルフスタイルを提案したい。
ただ、いざゴルフ市場のアイテムを見渡したときに、正直ぼくらの気分にぴったりと合うものがない。そこで、いつも着ている服で考えてみることにした。つまり、ゴルフウェア以外でつくるゴルフスタイル。「ハングアウト」が軸に置いているアメカジはぶらさず、自由に組んだらこんなスタイルができあがった。
アーガイルチェックのベストにチノパンツを合わせたアイビーの王道スタイル。なかはTシャツにせず、目の冴えるオレンジのシャツを差し込むのがクラシックだ。ちなみにシューズは〈ヴァンズ〉が昔出していたゴルフシューズで、ソールはグリーンさながらの配色。気が効いている。