HANG OUT VOL.3 

Shops for Golfer

Chapter 09

2024.11.16

Photo:Yuya Wada

Text:Shogo Komatsu

Edit:Seiya Kato

HANG OUT VOL.3

HANG OUT VOL.3 Shops for Golfer

ヒップなゴルフショップ。
VOL.3 モンジー(東京・広尾)

ゴルフ場でも着こなしにこだわりたい。服装で少しでもモチベーションを上げればいいショットを打てそうな気がするし、ゴルフをプレイする以外にファッションという楽しみが加わると、よりゴルフが好きになるはずだ。自分らしいゴルフウェアを探すなら、行くべきはこんなお店。3店舗目にピックアップするのは、アイコニックなロバのヘッドカバーで人気を博しているブランド〈モンジー〉の旗艦店へ。

Chapter 09 | Shops for Golfer
外苑西通り沿いに店を構える〈モンジー〉。今年の春に近所から移転し、広々とした店内に。付近にゴルフショップが密集しているため、この通りは“ゴルフストリート”と呼ばれるが、それ以前から“GOLF STREET”と描かれたネオンサインを掲げている。

外苑西通り沿いに店を構える〈モンジー〉。今年の春に近所から移転し、広々とした店内に。付近にゴルフショップが密集しているため、この通りは“ゴルフストリート”と呼ばれるが、それ以前から“GOLF STREET”と描かれたネオンサインを掲げている。

古着を使った一点もののヘッドカバーで個性あるスタイルに。

2014年にスタートした〈モンジー〉はウェアやキャディバッグなども展開しているが、特に注目したいのがロバのヘッドカバーだ。愛くるしい佇まいはインパクト抜群で、個性的なデザインがゴルフスタイルに遊び心をプラスする。〈モンジー〉で代表を務める、デザイナーの上迫友貴さんは、子どものころからヘッドカバーに特別な思いを持っていたそう。

「ウェアを含めたゴルフのアイテムのなかで、特にヘッドカバーはオリジナリティがあると感じていました。いろんな種類を集めていくなかで、もっとユニークなデザインが欲しくなって、自分でつくろうと思ったのが〈モンジー〉を立ち上げたきっかけです」

そして、完成したのが、古着やヴィンテージウェアの生地を活用したハンドメイドの一点もの。上迫さんが年に数回アメリカで買い付けてきた古着を使って製作する。当初はさまざまな動物を試作していたが、最終的にロバにたどり着いた。そのかわいらしい姿はプロゴルファーからの反響も大きく、現在では幅広いゴルファーが愛する存在となった。

地下2階にある、プライベートのゴルフシミュレーション。ウェアのサンプルを着用して実際にスイングしたり、仲間と集まり遊んだりしている。導入したのは、タイガー・ウッズも愛用している高性能のシミュレーター「フルスイング」。

地下2階にある、プライベートのゴルフシミュレーション。ウェアのサンプルを着用して実際にスイングしたり、仲間と集まり遊んだりしている。導入したのは、タイガー・ウッズも愛用している高性能のシミュレーター「フルスイング」。

〈モンジー〉が店を構えるのは、ゴルフショップが軒を連ねる街、広尾。1階のギャラリースペースには、ロバのヘッドカバーが展示され、地下へと続く階段を降りると、ショップが広がる。白を基調とした店内は洗練された印象で、上迫さんはDJをやっていたというだけあって上質な音響設備を整えられている。

  • すっきりとアイテムを並べた店内。白の空間がアイテムを際立てる。

    すっきりとアイテムを並べた店内。白の空間がアイテムを際立てる。

  • 上迫さんがアメリカで買い付けてきたアンティークのフィギュアもディスプレイ。

    上迫さんがアメリカで買い付けてきたアンティークのフィギュアもディスプレイ。

  • 人気のウェアは機能性と快適性に優れ、ゴルフがしやすいパターンで設計されている。

    人気のウェアは機能性と快適性に優れ、ゴルフがしやすいパターンで設計されている。

  • ウェアからアクセサリーまで、さまざまなアイテムがラインナップ。個性豊かなデザインでゴルフスタイルにアクセントをつけたい。

    ウェアからアクセサリーまで、さまざまなアイテムがラインナップ。個性豊かなデザインでゴルフスタイルにアクセントをつけたい。

ヘッドカバー以外に、ウェアからアクセサリーまで、さまざまなアイテムをラインナップしている〈モンジー〉。ウェアは無駄な装飾がないスタイリッシュなデザインで、上迫さん自身、競技ゴルフに出場していることもあり、展開しているアイテムはすべてパフォーマンスに優れたものばかり。近年、レディースのウェアも展開スタートし、これまで以上にファン層は多岐にわたる。

  • 人気のロバのヘッドカバー。さまざまなモチーフが使われているので、必ずお気に入りが見つかる。ギフトに選んでも喜ばれること請け合い。

    人気のロバのヘッドカバー。さまざまなモチーフが使われているので、必ずお気に入りが見つかる。ギフトに選んでも喜ばれること請け合い。

  • 多彩なカラーリングをそろえたキャディバッグも人気。扱いやすく、使い勝手もばっちり。

    多彩なカラーリングをそろえたキャディバッグも人気。扱いやすく、使い勝手もばっちり。

  • 素材にこだわるのも〈モンジー〉の特徴。高品質なウールを使ったベストは、デイリーユースにもおすすめ。

    素材にこだわるのも〈モンジー〉の特徴。高品質なウールを使ったベストは、デイリーユースにもおすすめ。

  • フェアウェイウッドカバーがラインナップ。ロバと同じく古着を使って製作されている。

    フェアウェイウッドカバーがラインナップ。ロバと同じく古着を使って製作されている。

  • マーカーやナンバリングタグなども充実。さりげない小物も抜かりなく選びたい。

    マーカーやナンバリングタグなども充実。さりげない小物も抜かりなく選びたい。

個性的なヘッドカバーやシックなゴルフウェアがそろう〈モンジー〉は、ゴルフスタイルをこだわるには最適なブランド。ロバのヘッドカバーは一点ものなので、お気に入りを見つけたら迷わず購入すべし。そしてそれ以外にも、他のゴルフブランドでは見かけないカラーリングやデザインの小物が豊富なので、自分らしさを追求できる。ゴルフとファッションの両方を満たしてくれる魅力を〈モンジー〉から感じるはずだ。

店主がレコメンドするアイテム5つ

  • 〈モンジー〉のヘッドカバー

    〈モンジー〉を代表するドライバー用ヘッドカバー。熟練の職人による手づくりで、丁寧に縫製されている。こちらは、さまざまなカラーリングのミリタリーパンツを解体しパッチワークで仕上げたデザイン。ほかにも多種多様なデザインがラインナップしているので、ぜひ店頭に足を運んで相棒となる一体を手に入れたい。

    〈モンジー〉のヘッドカバー ¥198,000
  • 〈モンジー〉のヘッドカバー

    タイガー・ウッズが愛用していたヘッドカバーから着想を得て、〈モンジー〉らしく仕上げたドライバーカバー。毛皮の残布を利用して仕立てた一点もので、手触りのいいさまざまな動物の毛皮が使用されている。キャディバッグから顔を覗かせている姿がかわいらしく、愛着を持って長年使い続けられるアイテムだ。

    〈モンジー〉のヘッドカバー ¥330,000
  • 〈モンジー〉のキャディバッグ

    車載しやすい大きすぎないサイズで、軽量に仕上げたキャディバッグ。あらゆる場所にポケットが備わり、シューズや小物を収納しやすく使い勝手は抜群。グリーンに映える鮮やかなサーモンピンクのカラーリングが気持ちよく、ほかにもネオンカラーやカモ柄などのカラーバリエーションが豊富に用意されている。

    〈モンジー〉のキャディバッグ ¥159,500
  • 〈モンジー〉のヘッドカバー

    ロバと同じく古着でつくられた、一点もののフェアウェイウッドカバー。古着やオリジナル生地など、ラインナップはバラエティに富んでいる。クラブから抜き差ししやすい形状に仕立てられ、プレイ中もストレスなく使用できる。こちらもお気に入りを見つければ、大切なクラブをカスタマイズする楽しみが増える。

    〈モンジー〉のヘッドカバー ¥49,500
  • 〈モンジー〉のレインウェア

    薄くてストレッチ性に優れた撥水素材を用いて、動きやすさを追求したレインウェア。背中と太ももに通気口が設けられ、ウェア内が蒸れにくい。パンツはシューズを履いたまま穿ける仕様で、急に雨が降り出してもすぐに着用できる。グレーのカラーリングがシックな印象で、どんなコーディネートにも合わせやすい。

    〈モンジー〉のレインウェア トップス ¥30,800、パンツ ¥42,900

「モンジー」ではこのひとに聞け!

上迫友貴さん

上迫友貴さん

10歳からゴルフをはじめ、中学高校はゴルフのメッカである南カリフォルニアのカールスバッドでゴルフ留学を経験。ベストスコアは62。2014年にブランド〈モンジー〉を設立し、ヘッドカバーを始め、ゴルフウェアなどを展開する。アメリカ時代に出会った音楽に傾倒し、DJとしての活動経歴も持つ。そのカルチャーは〈モンジー〉のプロダクトからも感じられる。

INFORMATION

モンジー

住所:東京都港区南麻布4-2-48 TTC 1F
TEL:03-4362-0173
時間:11:30〜18:30
Instagram:@monzee.jp

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