高橋ラムダのスタイルコード。
Vol.6 ヒザ上丈のショーツ

高橋ラムダのスタイルコード。<br> Vol.6 ヒザ上丈のショーツ

Photo: Haruto Inomata

Edit: Soma Takeda

COLUMNFASHION

スタイルとは、ただ服をおしゃれに着こなすことではない。服そのものが持つ歴史や文化、そしてそこに流れる時代の空気を知り、自分なりに咀嚼してこそ、はじめて形づくられるもの。本連載では、スタイリスト・高橋ラムダの私物とその着こなしを手がかりに、スタイルの背景を紐解いていく。第6回目のテーマは、ヒザ上丈のショーツ。

ヒザ上の美学。

フイナム
フイナム

ラムダさんがよく穿かれているヒザ上丈のショーツは、ファッションとして昇華するのが難しいイメージがあります。

ラムダ
ラムダ

特に若いひとたちの間だと、いまはヒザ下の方が主流だもんね。だけど、昔からおれにとってはこの丈のショーツがおしゃれに見えてて。

フイナム
フイナム

それはなにか原体験があるんですか?

ラムダ
ラムダ

やっぱり「Z-BOYS」みたいな70年代のサーフ・スケートカルチャーに憧れがあったからかな。彼らのスタイルに影響を受けて、中高生ぐらいのころからヒザ上のショーツに、〈コンバース〉とか〈ヴァンズ〉のハイカットのスニーカーを合わせてたんだよね。

フイナム
フイナム

極端に短いショーツにラインソックスを伸ばして履く、あの西海岸のクラシックなスタイルですね。

ラムダ
ラムダ

そうそう。でも、あっちの人たちは足が長いから格好がつくんだけど、日本人がそのまま真似すると足が短く見えたりするんだよね。だから、おれはハイカットのスニーカーから1〜2センチ見えるぐらいのソックスを選んだりして、足を出す面積を多くすることでバランスを取るようにしていたの。そういう理由で、ショーツも短ければ短い方がいい。

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フイナム
フイナム

丈以外でショーツを選ぶときのポイントはありますか?

ラムダ
ラムダ

グルカショーツみたいな、裾幅の広いショーツがバランスが取りやすくて好きかな。 その方が足がよりシュッとして見えるんだよね。 

フイナム
フイナム

ちなみに、ラムダさんがヒザ下丈のショーツを穿く時代はなかったんですか?

ラムダ
ラムダ

〈リックオウエンス〉のサルエルとか、民族っぽいタイパンツみたいなのをファッションとして穿いてた時代は一瞬あったけど、基本「ショーツ」っていう括りだと短い丈のものばかりだったかな。 あとは、中のパンツが見えるのが嫌だから、あるときからスイムショーツに移行して。 〈ドリス ヴァン ノッテン〉のものとかを愛用してるんだけど、中にメッシュがついてるからパンツなしでそのままでも穿けるし、とにかく楽っていう。

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