ブンがいざなう読書のラビリンス。三冊目

ブンがいざなう読書のラビリンス。三冊目 ブンがいざなう読書のラビリンス。三冊目

Photo: Bun

Text: Bun

Edit: Ryo Muramatsu

COLUMN

東京・吉祥寺の古本屋で副店長を務めるブンさんは、ひと月に20冊以上目をとおす読書家だ。インスタのプロフで「おすすめの本を聞いてこないでください」と宣言する彼女がホントは誰にも教えたくない一冊を毎回、自分の言葉で明かしていく。一度ハマれば抜けられない、本の世界へようこそ。

止まらない「問い」と共に。

「問い」というのは常に私たちの暮らしについてきて、いつまで経っても逃れられないものだと、日々、深く感じている。


タバコは体に悪いけれど、どうして吸ってしまうのですか?

もっと安定した職業なんてたくさんあるはずなのに、どうしてそこにいるのですか?

そんなに早歩きで疲れませんか?

なぜ何度繰り返しても飽きずに続けられるのですか?

優しさって本当にありますか?

たまにはお菓子をたくさん食べる日があってもいいと思うのですが、どうですか?

一日何もしない日、つくってみたらどうですか?


ただ時間を過ごしていくなかでふわりふわりと自分の心から浮き上がる「問い」。真剣に考えたり、自分にもう一度聞き返したり、それはそれは終わりのない行為で、時には細く固く絡まり合って解くのに大層な時間を費やしてしまったり、どうしようもなくなってしまい、ええい! と投げ出してしまったり。それでも私は、私たちは、問い続ける。これを続けていくしかないという選択を採るのだ。

Article image

この記事は有料会員限定記事です

続きを読むには

料金プラン
月額 ¥440 (税込)