スタイルの履歴書。 中曽根信一 #13

Text:Kenichi Aono

Edit:Yusuke Suzuki、Miyoko Hashimoto

REGULAR

ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第5回目は原宿のインポートショップ「ラブラドールレトリバー」代表の中曽根信一さんの半生を辿ります。

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13. かっこいい、楽しい、それしか考えずやってきた。

 絶好調だった「ラブラドール リトリーバー」ですが、ぼくは1995年に株式会社ラブラドール リトリーバーを解任になります。この会社は妻のお父さんとふたりのお兄さん、そしてぼくが中心で、辞めるまでは社長でした。ぼくには落ち度はなかったと思うんですが、義父の本業が上手くいかなったり、ファッションとは縁のなかった義兄が業界に馴染めなかったりといったことが重なったからかもしれません。翌年には商標権をめぐって裁判を起こしました。

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