Unlikelyナカダシンスケの物欲回収手帳。Vol.8 ビルケンシュトックのサンダル

Unlikelyナカダシンスケの物欲回収手帳。Vol.8 ビルケンシュトックのサンダル Unlikelyナカダシンスケの物欲回収手帳。Vol.8 ビルケンシュトックのサンダル

Photo: Yoshitsugu Yuma

Edit: Yosuke Ishii

COLUMNFASHION

止まらない好奇心と物欲に身を任せて。古今東西、あらゆるものを見て触れてきたデザイナー・中田慎介が、アンライクリー(あまのじゃく)な視点で回収してきた名品、珍品の数々をご紹介します。第8回はビルケンシュトックのサンダル。

海無し県の住人がビルケンのサンダルに出会うまで。

フイナム
フイナム

まだまだ暑い日が続きます。そこで今回は、おすすめのサンダルを紹介していただけたら。

中田
中田

ぼくが育った宇都宮はクルマ社会だったし、栃木は“海無し県”だったから、学生のころはサンダルをおしゃれに履くという文化がほとんどなかったんです。

 

唯一あったのが、自分が中学3年から高校1、2年の頃(90年代初頭)にあったアウトドアブーム。〈パタゴニア〉のシェルや〈コロンビア〉のフィッシングベストに〈グラミチ〉のショーツを履いて、そこにビルケン(ビルケンシュトック)のサンダルを合わせる、みたいな。バッグは〈グレゴリー〉の旧タグや〈マウンテンスミス〉のウエストバッグとかね。

 

フイナム
フイナム

そうした格好を当時、雑誌のスナップでもよく見かけました。

中田
中田

確かその時にはじめて、ファッションとしてのサンダルを手に入れたのがビルケンのアリゾナでした。高校に入ってすぐの遠足の時に、私服OKだったから気合いを入れて(笑)。友達と買いに行ったのを覚えています。

フイナム
フイナム

当時からアリゾナは定番モデルだったんですか?

中田
中田

ボストンとかチューリッヒとか、いろんなモデルがあったけど、エントリークラスだったのがアリゾナだった気がします。確か値段も1万2,000円くらいだったかな? 定番のなんてことのないブラウンレザーのやつを買いました。

 

その後も裏原にハマっていた頃は、ムラジュンさん(村上淳)が履いていた白のパサディナに衝撃を受けてサイズ合わないやつを無理やり買って真似したり(笑)、大学生も後半になると雑誌のスタイルサンプルを参考にいろんなモデルに手を出したりと、ちょこちょこビルケンを買い続けていましたね。

Article image

この記事は有料会員限定記事です

続きを読むには

料金プラン
月額 ¥440 (税込)