スタイルの履歴書。小林節正 #2

Text: Kenichi Aono

Edit: Yusuke Suzuki

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ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載で、毎週月・水・金曜更新。第15回目に登場いただくのは、〈. . . . .RESEARCH〉代表であり、アウトドアからバイクレースまで、まさに我が道をいくスタイルを貫く小林節正さんです。

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02. 目で見て自然に身についた靴づくりの流れ。

 うちの工房はピンヒールパンプスの製造で、それを銀座の高級婦人靴店に納品していました。その小売店を通じて1960年から1970年にかけて、うちの父親は美智子様(上皇后美智子様)の靴をつくっていたんです。そうしたつながりからか、ごくたまに靴をあつらえにくる富裕層のひともいて。あんなきたない工房までわざわざ来てね(笑)。

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