ファッションでも音楽でもスポーツでも、どんなジャンルもその人にしか出せないスタイルがある。“Style is Everything”。そう、だれかが言った、スタイルがすべて。『スタイルの履歴書』は、文字通りスタイルのある大人へのインタビュー連載。毎週月・水・金曜更新で、第13回目は音楽評論家・ラジオDJ、そして2025年に45周年を迎えたDJイベント『LONDON NITE』を主宰する、大貫憲章さんが登場です。
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07. 日本のロック・ミュージシャンとの出会いがあった予備校生時代。
大学は行かなくていいや、くらいに思っていたんですが、父親が教育熱心だったので一浪してお茶の水の駿台予備校に通うことになりました。一緒にバンドをやっていた友達ふたりが美術系の予備校、お茶の水美術学院に通っていて、昼休みなんかによくそっちに遊びにいってましたね。それで「お前と話が合いそうな女の子がいるぞ。プロコル・ハルムが好きみたい」なんて紹介されたのが荒井由実さん(松任谷由実)。彼女は当時、立教女学院高校に通いながら、お茶の水美術学院でも勉強していたんです。会ってみて、ロックやGSの話で意気投合しましたね。